メタボリックシンドロームで労災保険の給付が一年に一回受けられます。

2001年に改正された労災保険法にともない、各事業所で行われる定期健康診断(一次健診)において、高血圧、高脂血症、血中脂質、高血糖など4項目において全てに異常が見られ、つまり高血圧、高脂血症、肥満、高血糖などの危険因子が重複したメタボリックシンドロームと言われる「死の四重奏」の状態で、脳や心臓の病気を発症する危険が高い人に対して、二次健康診断を受ける費用や特定保健指導を受ける際の費用に労災保険が給付されることになりました。 尚、この給付は二次健康診断を受けてから、三ヶ月以内に請求することができます。
メタボリックシンドロームや生活習慣病は、基本的に「痛い」とか「辛い」といった自覚症状に乏しいことが特徴ですので、早期発見のために、少しでもでもおかしいと思う方は病院で検査をうけることをおすすめします。 また労災保険給付については、都道府県労働局で問合せが可能です。 この労災保険の給付を受ける人は年々増える傾向にあり、メタボリックシンドロームが認知され、今後も増えることが予想されています。
二次健康診断と特定保健指導の内容は、次の通りです。

◆判断基準

血圧 収縮期(最大)血圧
または拡張期(最小)血圧
140mmHg以上
90mmHg以上
肥満 BMI 25以上
血糖 空腹時血糖
ヘモグロビンA1c(HbA1c)
110mg/dL以上
5.6%以上
血糖脂質 総コレステロール
HDLコレステロール
中性脂肪
(以上3項目中、1項目以上該当すると適用))
220mg/dL以上
40mg/dL以上
150mg/dL以上

◆二次健康診査

空腹時血中脂質検査 空腹時において血液を採取し、食事による影響を排除した総コレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪の値を測定し、血中脂質を測定する検査
空腹時血糖値検査 空腹時において血液を採取し、食事による影響を排除した血中グルコースの量(血糖値)を測定する検査
ヘモグロビンA1c検査 食事による一時的な影響が少なく、過去1~2ヶ月における平均的な血糖値を表わすとされるHbA1cの割合を測定する検査
負荷心電図検査
or
心エコー検査
階段を昇り降りしたり、ベルトコンベアの上を歩くなどの運動により、心臓に負荷を加えた状態で心電図を計測する検査

超音波探触子を胸壁にあてて心臓の状態を調べる検査
頸部エコー検査 超音波探触子を頸部にあてて脳に入る動脈の状態を調べる検査
微量アルブミン尿検査 尿中のアルブミン(血清中に含まれるたんぱく質の一種)の量を精密に測定する検査

◆特定保健指導

栄養指導 適切なカロリーの摂取量等、食生活上の指針を示す指導
運動指導 必要な運動の指針を示す指導
生活指導 飲酒・喫煙・睡眠等の生活習慣に関する指導
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